トリキュラーの飲み方

トリキュラーの飲み方で効果も変わる?上手に服用するコツ

トリキュラーの飲み方について

トリキュラーで得られる効果とは

トリキュラーと聞いて、殆どの人がその効果として思い浮かべるのが”避妊”ではないでしょうか。
トリキュラーは避妊薬として優れた効果を持つ日本でも有名な低用量ピルの一つで、その効果は避妊だけではなく、PMS(月経前症候群)や子宮内膜症にも有効とされています。

そんなトリキュラーの効果を最大限に発揮させるには、やはり正しい知識で服用すること。それが一番のカギになります。

トリキュラーの服用の仕方

低用量ピルってちょっと使い方難しそう!どうやって使うか分からないっていう人も密かに多いのでは。
トリキュラーを含む低用量ピルは、食前食後といった風邪薬などの服用方法とはちょっと異なります。
もちろん一日に飲む量は決まっているのですが、服用のタイミングを自分の生活のリズムに合わせるのがポイントです。

初めての服用 スタートの仕方と服用の流れ

服用の仕方については実は割と単純だったりします。重要なのは以下の項目のみ!

  • ・【トリキュラー服用の開始日】生理が始まった日
  • ・【服用のタイミング】毎日いつも同じ時間
  • ・【一周期の日数】28日
  • ・【トリキュラーを飲んでいる間の生理(消退出血)の予定日】22日から28日の間に出血
  • ・【次のシートの開始】29日目が次のシートの1回目

トリキュラー服用スタート

服用の開始は生理が始まった日からになります。
次の日から毎日飲むことを考えて、寝る前や朝イチなど自分の生活パターンを考えて、毎日服用しやすい時間帯を決め飲み始めるのが良いでしょう。
生理が始まった時間から24時間を1日目と考えて問題はありませんので、都合に合わせて始めるのが続けるコツです。
もし生理1日目に飲むことが出来ず、2日目以降のスタートでも問題はありません。但し最初の一週間は避妊効果が落ちるので、他の避妊法を必ず併用するようにしましょう。

トリキュラーを飲んでいる間の生理(消退出血)ですが、女性ホルモンの影響で飲み始めて22日~28日目を目安に定期的に来るようになります。
定期的に来るようになることで予定日の予測が立てやすく、また出血も少なくなることから人によっては生理が格段にラクになります。

また初めてだと次のシートを始めるタイミングが良く分からないかもしれません。
28日を1つの周期として考えるので、最初の服用から29日目が次のシートの第一回目になります。
生理がまだ続いていたとしても全く問題ないので、29日目からは次のシートを飲み始めるようにしましょう

21と28で飲み方が異なるので注意!

さてトリキュラーを検索すると21や28と言った数字もよく目にするかと思います。
何が違うの?成分に違いがあるの?と疑問に思うかもしれません。
しかし成分は全く同じなのでご安心を。
21と28の違いについては、ただ単にシートに入っている錠剤の数の違いになります。
21が21錠入りで28が28錠入りとなっており、28には7錠偽薬(プラセボ錠)と呼ばれるものが入っています。
1周期(28日)の中で、女性ホルモンが入った錠剤を飲むのは21日だけで、最後の7日間は消退出血を起こすため女性ホルモンは飲みません。
これを『休薬期間』と言い、トリキュラー28を使った場合この休薬期間中 、偽薬(プラセボ錠)という無成分の錠剤を服用します。

21と28の違いは休薬期間中に錠剤を服用するかしないかの違いになります。
購入するときには自分の使いやすい方を買い求めるようにしましょう。

服用の際に必ず守るべきルール

服用の際に最も注意しないといけないこと。それは【飲み忘れ】です。
トリキュラーを服用するにあたり、一番面倒で嫌がられるのが毎日同じ時間帯に服用しないといけないというルールです。
毎日忙しくて仕事などで生活が不規則になることが多い人にとっては、一番のデメリットですよね。
ではなぜ同じ時間帯に飲むことが必須なんでしょうか。

毎日同じ時間に飲むことが鉄則

トリキュラー服用時間

このトリキュラーを含む低用量ピルは、ホルモンの量を最低限に抑えてあるため毎日飲むことで効果を発揮できるものになります。
トリキュラーは3相性といって、女性ホルモンのバランスの配合が三段階に変化した、長期間服用する女性の体に配慮した作りになっています。

そのため28日周期の間にどの錠剤を飲むかが決まっていて、もし毎日違う時間適当に服用した場合、かなりの時間のズレが生じてしまい日々の効果が曖昧になってしまいます。

それを防ぐためにも毎日同じ時間を守ることが重要なのです。

しかしだからと言って毎日全くピッタリ同じ時間に飲まないといけないという訳ではありませんのでご安心を。
多少の時差であれば許される範囲ですので、飲む時刻を決めておいてその時間を基準に飲み続けていれば問題ありません。

また前日うっかり飲み忘れて、本来飲む予定の時間から大分経ってしまった場合、24時間以内であれば飲み忘れた分を飲んでも問題ありません。次の分はまたいつもの時間にきちんと飲むようにしましょう。

但し24時間以上経ってしまった場合はまた対処法が変わりますので、勝手に服用せず服用の決まりに沿って対処しましょう。

もし吐いたり下痢をしている時には

体調の乱れなどで下痢や嘔吐が続いていた場合、トリキュラーを服用していても問題はありませんが、薬の成分が吸収されずピルの効果自体が 損なわれる可能性があります。

その場合は、他の避妊方法を併用するなど対処しましょう。
あまりに酷い下痢や嘔吐が続いている場合は、使用について医師や薬剤師に相談するこをお勧めします。

トリキュラーは誰でも使える? 注意が必要な人・使ってはいけない人

トリキュラーは月経困難症で悩む女性や効果的な避妊を望む女性達に広く普及しています。
しかし誰でも服用しても良いかというと、そうではありません。
やはりトリキュラーにも禁忌があり、服用するにあたり注意をしないといけません。

服用にあたり注意が必要な人

トリキュラーは誰でも気軽にという訳ではありません。
副作用が出やすいなど、服用については医師に相談した方が良い人がいます。

例えば、

  • ・40歳以上の人
  • ・子宮筋腫のある人、その疑いのある人
  • ・タバコを吸う人
  • ・肥満
などが要注意として挙げられています。

40歳以上、喫煙、肥満については血栓症ができやすいということから、要注意となっています。
タバコについては分かりますが、年齢や肥満なども要注意だということに驚かされました。
病院によっては、40歳以上の人にはピルの処方はしないと言ったところもあるので、避妊目的でトリキュラーを使いたいと思っている方は、他の避妊法を選ぶ必要がありそうです。

子宮筋腫については、女性ホルモンで筋腫が大きくなる可能性があることから、トリキュラーなどピルの服用は注意が必要です。

その他、以下の項目で当てはまる方も要注意です。

  • ・乳がんの既往歴がある人
  • ・家族に乳がん患者がいる
  • ・胸にしこりがある人
  • ・家族に血栓症患者がいる
  • ・前兆のない片頭痛がある人
  • ・心臓弁膜症の人
  • ・軽度の高血圧
  • ・糖尿病を患っている、またその疑いがある人
  • ・ポルフィリン症
  • ・肝障害のある人
  • ・心臓や腎臓の病気の人
  • ・てんかん患者
  • ・テタニーのある人
  • ・医師の治療を受けている人

医師との相談が必要になりますので、安易に使ったりしないようにしましょう。
また他の病気で治療中であることなどは、問診の際に必ず伝えるようにしましょう。

トリキュラーを服用してはいけない人

要注意どころか服用が禁止されている人もいます。

  • ・35歳以上でタバコを一日15本以上吸う人
  • ・現在身長が伸びている人

変わったところでは上記のような人が服用禁止となっています。

タバコと年齢は要注意な人でも出てきましたが、35歳以上で15本以上一日に吸う人は、血栓症になる確率が格段に高くなるようです。
また身長については、骨に影響して伸びなくなる可能性があるようです。しかしこれについては、以前のガイドラインに『思春期前の人』という項目があったのですが、それが消えて『現在身長が伸びている人』に変更されているため、恐らく影響があるのは初潮を迎える前後の『成長期』の人ではないかと思います。
生理が始まってもう何年も経っている大人には当てはまらない可能性があります。

その他では以下のような人は服用禁止となっています。

  • ・以前ピルを服用し過敏症アレルギー症状などを起こした人
  • ・乳がんや子宮がん、子宮筋腫およびその疑いのある人
  • ・性器の出血がある人
  • ・血栓症や脳血管障害、冠動脈疾患のある人、またかかったことがある人
  • ・閃輝暗点、星形閃光などの前兆や症状がみられる片頭痛の人
  • ・心臓弁膜症の人
  • ・血管病変のある糖尿病にかかっている人
  • ・血栓性素因のある人
  • ・抗リン脂質抗体症候群の人
  • ・4週間以内に手術を予定している人
  • ・手術後2週間以内の人 ・産後4週間以内の人
  • ・妊娠中に黄疸や持続性のかゆみ、妊娠ヘルペスの症状が出た人
  • ・妊婦や妊娠の可能性のある人
  • ・授乳中の人
  • ・重症の肝障害のある人 また肝腫瘍のある人
  • ・脂質代謝異常のある人
  • ・高血圧の人
  • ・耳硬化症の人

出産後のトリキュラーの使用については、医師と相談の上服用を再開しましょう。

病気を患っている人は、上記の一覧に病名がない場合でも医師に使用の旨を確認するようにして下さい。
また薬等でも併用に注意が必要な場合があります。薬を処方してもらう場合も医師や薬剤師に確認をしましょう。

トリキュラーを服用するならタバコはやめましょう

トリキュラーの服用で、タバコは要注意になっています。
さらに35歳で一日15本以上の喫煙者に至っては、服用が禁止になるほどです。

タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素が血管に悪影響を与えるのは周知のことで、もともと副作用の中に血栓症が含まれるピルとの相性は最悪です。

喫煙者がピルを使用することで血栓症や心筋梗塞などのリスクが高くなることに加え、35歳以上の人が一日15本以上吸うとリスクはさらに倍増します。
このような状態が起こりやすいとなれば、やはり危険と判断されるのは仕方のないことでしょう。
血管が詰まることで起こる病気の多くは、死に直接結びつくものが多いことは確かです。
これからトリキュラーやピルを始めようと思うのであれば年齢や喫煙本数に関係なく、禁煙することを強くお勧めします。

授乳中の人は飲んでも大丈夫?

また授乳中の人についてですが、こちらについても服用してはいけないリストに入っています。
産後4週間が経過していたら大丈夫なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、お母さんのおっぱいから赤ちゃんへ薬剤の成分が移行することが分かっています。
またお母さん自身についても、母乳の出が悪くなったり母乳の質が低下させる可能性がありますので、赤ちゃんに授乳している期間はトリキュラー等のピルの服用はやめましょう。

トリキュラーの保管方法

トリキュラーの保管方法ですが、他の市販薬同様に高温多湿、強い光にさらさないといったことを注意すれば大丈夫なようです。
それさえ気を付ければ自分の好きな所に置いておいて問題はないですし、また持ち歩くことも可能です。
ただシートから全部取り出した状態で保管するようなことはやめて下さい。
錠剤には飲む順番があり、特に低用量ピルは成分が錠剤によって異なります。飲み間違えを防ぐためにも、保管するときはシートごと管理するようにしましょう。